首、肩のコリ

2016年12月7日

日本人は腰痛と肩こりで悩んでる人が多いと言われております。

 

特に肩こりなどに関してはスマートフォンが普及したこともあり、今まで肩こりがなかった人がなったりすることも増えてきました。

 

少し前までは「ストレートネック」という言葉が良く聞かれていましたが、最近は新しい言葉で「Tech Neck(テック・ネック)」という表現が医学雑誌『Surgical Technology International』で発表されて話題になったそうです。

 

Tech Neckとはデジタルライフが引き起こす首のトラブルのことです。この記事によると、首はまっすぐ前を向いている時に比べて、うつむいている時は3~4倍の負荷がかかっていて、その重みによって首の皮膚が引っ張られ、首のシワや顔のたるみ、二重あごなどの原因になっているのです。主にスマホをいじっていて起こる症状をこのように呼ぶそうです。

 

ストレートネックもTech Neckも原因はPC作業やスマホによって顔の位置が前の方にいき、首の筋肉に負担をかけることで起こります。

 

ストレートネックは首の骨を中心に判断し、Tech Neckは主に筋肉を中心に判断しているようです。

 

筋肉と骨の関係は親密で、筋肉は骨と骨を繋げる役割をしています。なので骨がずれると筋肉は伸ばされたり縮んだりして痛めたり、逆に筋肉が引っ張ったりすることによって骨の位置がずれたりすることもあります。

 

筋肉や骨の中には血管が入っており、血液には酸素や栄養素が含まれていますのでその循環が良くないと痛みが出たり疲れやすかったりします。

 

また首の骨から背骨にかけて脳脊髄液というものが流れていまして、これも姿勢が悪いことにより循環が悪くなることがあります。

 

もともと頭というのは人体の中で一番重い場所になり、それを支えているのが細い首とその周りの筋肉になります。骨や関節と言うのは凹凸があったり靭帯などで支えられています。

 

人は積み木のように骨の構造上しっかりと正しい位置にあれば筋肉に負担をかけることなく過ごすことが出来ると言われています。

 

しかし、骨の形や場所はそんなに個人差がなくても大きさや太さや長さなどには個人差が必ず出てきます。なので人によって肩こりとは全く無縁の人もいるのです。

 

では、どのようなケアがいいのか。

 

まず筋肉にも関節にもいえることなんですがスマートフォンをなるべく目線の高さにして見ることです。目線から下で見ることが多かったり。画面と顔の距離が近すぎたりすると良くないです。

 

なるべく顔の高さまで持ってきてあげることが大切になります。

 

もう一つ大切なことは枕です。枕の高さや、硬さなど自分に合った枕を使うことで首の筋肉や骨に負担を減らすことができます。

 

あとは、ストレッチやマッサージなどをしてあげて首の筋肉をケアしてあげることと、首や姿勢の歪みに関しては専門家にしっかりと診断、治療をしてもらうことをお勧めします。

 

特に首の骨からは大切な神経がたくさん出ていますので、むやみに音を鳴らしたりすることはお勧めできません。

 

日々いろいろなことで身体を酷使していきます。今回の首だけじゃなく、身体で痛みや違和感があれば早急に専門家に相談して、ひどくなる前にしっかり対策をとりましょう。

 

 

 

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