睡眠のリズム

2017年09月2日

 

 

休日はゆっくりと朝寝坊して、だらだらと昼寝、という人も結構多いかと思います。

確かに日頃の疲れを回復させたい気持ちはわかりますが、それも程度の問題です。

 

(休日に寝坊しすぎるのは睡眠リズムが乱れて逆効果)

休みの日はふだんの睡眠不足を解消するために、いつまでも寝ていたくなります。

疲れているときほど、そう思うでしょう。

その気持ちはとてもよくわかります。しかし、慣れるまではつらいかもしれませんが、

休日もできるだけふだんと同じ時間に起きるようにしましょう。

休日の過ごし方が、翌日からの睡眠の質を大きく左右します。

ひいては、翌週の仕事の質に直結するということです。

翌週の仕事のパフォーマンスは休日の過ごし方で決まるといってもいいくらいです。

休日に朝寝坊をしてしまうと、そこで睡眠のリズムが乱れてしまいます。

体は遅く起きる生活のほうに慣れやすいため、朝寝坊をすると、

週明けの月曜日に備えて早く寝ようとしても寝つけず、早く起きようとしても起きられず、

体のだるさ、頭のぼんやり感が週明けの月曜から出てしまうことになります。

心身をリフレッシュするための休日に、

睡眠のリズムを乱してしまうのはもったいないことです。

特に、夜型生活に慣れてしまっている人ほど、休みの前日につい夜更かしして、

翌日に寝坊してしまいがちです。

せっかく平日に規則正しい睡眠リズムを維持していたのに、

そこで睡眠のリズムが遅寝遅起きにリセットされてしまうのです。。。

そもそも寝足りなく感じるのは寝不足のサインです。

そんなときには、睡眠の質を充実させたほうが、根本的な解決になります。

休日にだらだらと寝坊するのは、睡眠のリズムが崩れて

逆効果になることを覚えておきましょう。。。

 

(朝寝坊でも足りない場合の昼寝は午後3時まで、30分以内)

とはいえ、休日にふだんの睡眠不足を解消したい気持ちもわかります。

時間に余裕のある休日は、平日の睡眠負債を取り戻すチャンスでもあります。

寝だめはできませんが、不足している睡眠不足は補うことができます。

せっかくの休みなんだから寝ていたい、そう思うくらい疲れているときは、

時間を決めて少し長く眠りましょう。。。

睡眠のリズムを乱さないのは1~2時間程度です。

ふだんの睡眠時間プラス2時間を目安にして、その時間にはいったん起きるようにします。

ふだん起きている時間から、2時間以上遅く起きてしまうと、

体内時計のリズムが乱れてしまいます。

そこでいったんは起きて布団から出ましょう。

起きたときに、まだ眠かったり、だるかったりしたら、

熱めのシャワーを浴びて体を目覚めさせます。

それでも寝足りないときには、午後3時までに20~30分の昼寝をしましょう。

午後3時までの昼寝であれば夜の眠気にはほとんど影響はありません。

昼寝はイスやソファに座った状態でします。

このとき、布団で眠ってしまうと、本格的に1~2時間眠ってしまう可能性があるからです。

これは二度寝のようなもので、休日の過ごし方としてはオススメできません。

何度もいいますが、寝すぎは禁物です。

昼寝は30分以内にして、起きてからはだらだらと過ごさずにシャキッと活動しましょう。

 

 

(いくら寝ても眠い場合は過眠症の疑いも)

起きて動くことをすすめるのは、無駄に眠ることを避けるためです。

眠気には精神的な面も関係しているので、何もしたくないからといって、横になっていると、

寝不足ではないのにそのまま寝てしまうことがあります。

惰眠、いわゆるだらだら寝です。

だらだら寝をすると、当たり前のことですが、夜の寝つきが悪くなります。

本当に疲れているのか、だらだら寝なのかの見極めは難しいのですが、

ふだんからハードワークで残業が続き、疲れているときにはふだんより少し遅く起きる

ようにしてもかまいません。。。

疲れているからと、なんとなくだらだら寝るのは、あまりいいことではありません。

睡眠はやはりリズムが大切ですし、メリハリをつけることが大事です。

2時間ほど朝寝坊し、さらに昼寝をしても、寝足りなく感じる場合は、

絶対的に睡眠が不足しているサインです。

その場合は、いつもより早めに寝て夜の睡眠を充実させましょう。。。

そのほうが、睡眠不足の根本的な解決になります。

休日にだらだら寝るのは、睡眠のリズムが乱れてかえって熟睡できなくなってしまいます。

また、いくら長く寝ても眠気が解消されず、だらだらと寝てしまう場合、単なる睡眠不足では

なく過眠症の恐れがあります。

過眠症とは起きている状態を維持する脳の機能に障害があり、十分な睡眠を取っていても、

強い眠気に襲われる病気です。過眠症の場合は専門的な医療機関を受診して、

精密検査で診断し、適切な治療を受けないとなかなか改善しません。

過眠症か単なる寝不足による眠気かの見分け方は、2週間以上にわたって規則正しい生活を

していて、最低でも毎日6時間以上の睡眠を取っている状態で、好きなことをいているときでさ

え寝落ちいてしまうほどの強い眠気を感じるかどうかです。

休日に外出したり、体を動かしたり、友達と談笑したりするときに眠気を感じないのなら、

過眠症ではなく、寝不足の可能性が高いです。。。

 

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