産褥期とは

2017年01月17日

 

出産後の5~1週間くらいで問題がなければ母子ともに退院となります。まだ母体は十分に回復していないので産後2週間は布団をしいたままにしてママはおむつ換えと授乳のみに専念しましょう。

慣れない育児と家事と昼夜問わずのお世話による睡眠不足、出産の疲れで身体が

辛い時期なので無理をしないで赤ちゃんが眠っている時間は一緒に横になって休みましょう。

家事や上の子のお世話h、旦那さんや両親など家族にお願いできたらベストですが、実家が遠かったり、

手助けを得られない時は、自治体や民間の産褥ヘルパーサービスに頼るのも手です。

民間から、市が運営しているサービスもあります。

料金は2000円~4000円くらいで年会費などが別途かかる場合もありますが、

きちんとお金を払っているので、こちらの要望を言いやすく、サービスを受けたかたの満足度高いようです。

幼い上の子を相手にするのもしんどいので一時的に保育園に預けられるように産褥前から手続きをしておきましょう。入浴はまだすることができないので軽くシャワーをして会陰の傷は消毒して清潔を保ちましょう。

 

産後ハイで幸せいっぱい☆ですがお産のダメージで身体はボロボロせです。

でも痛い、つらいとは言ってられない。かわいいわが子のためなら頑張れちゃうという

テンションは高く、心と体がアンバランスな時期です。

全身筋肉痛や腰痛、排尿障害、浮腫み、痔、脱肛、尿漏れ、おっぱいのハリ、乳腺炎、会陰切開の痛み、恥骨痛、便秘、睡眠不足などがおこりやすい時期です。

出産後から後陣痛が始まります。痛みの強さや期間の個人差がありますが

一般的に生理痛のような下腹部痛が2~3日続きます。

赤ちゃんが生まれて胎盤は排出され子宮が空っぽになると大きく膨らんだ子宮が元の大きさに戻ろうと動き始めます。この時、定期的に子宮が収縮を繰り返すので痛みが伴うため後陣痛と呼ばれます。

初産婦よりも経産婦のほうが子宮が伸びやすく、お腹が大きくなりやすいのでその分収縮も強く、

後陣痛がきつくなると言われています。

また、悪露という、粘着性のある出血がしばらく続きます。妊娠中に赤ちゃんと母体をつなぐ胎盤が子宮の内側にくっついていましたが、赤ちゃんが誕生すると自然に剝がれて外にでてきます。

 

この剝がれた後に傷から流れ出た血液に子宮内の分泌物などが入り込んで月経の時のように出血するためです。

悪露は産後2.3日までは位は赤色もしくは赤黒色で量も自分で出血している感覚があるくらいの多量です。その後、日数とともに出血量も減って、1週間くらいも薄く茶褐色になります。

それからだんだんおりものような黄色や白色へと色が戻り、産後1ヶ月くらいで悪露もなくなります。

そしてゆっくりと妊娠前のサイズに戻っていきます。

骨盤は最大限に緩んで開ききった状態に。その後自然に閉じていきますが、骨盤の骨を結合している靭帯が柔らかく緩んでいるのでグラグラの状態です。

お腹周りの筋肉は伸びきって薄くなり、ほとんど機能しない状態に。

さらに骨盤内におさまっている筋肉も大きくなった子宮に押されて伸びてしまっています。

 

  
産後の母体は大事故に遭遇したといっても過言ではないくらい傷ついてダメージを受けています。
なるべくネットやメールも控えて、目や脳を休ませるようにしてください。3キロ近い赤ちゃんが出てきたのにまだポッコリのお腹に嘆く女性も多いようですが、ガードルやベルトんどでお腹をぎゅうぎゅうに締め付けると尿漏れや、子宮脱を引き起こす危険もあるので、助産師さんなど専門家のアドバイスのもとで使用するようにしましょう。
 

 

 

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