夜の運動効果

2017年04月22日

こんにちは♥ルナ☽整骨院です。

ルナ整骨院では、交通事故の施術も行っておりますので、ご相談ください。

 

・運動による負荷は必要なストレス

正しいやり方で行う運動は、目に見えない若さの源泉だとよく言われます。

実際、筋肉は抗老化作用のあるホルモンの貯蔵庫です。

この種のホルモンは、DNAの酸化を防ぐ役割を果たします。

それに、引き締まった筋肉の持ち主のほうが若さを長く保てるといいます。

では、運動は睡眠にどのように関係するのか?この二つは切り離せない存在です。

実は、ジムで運動しているあいだに身体が引き締まることはありません。

運動は、文字どおり身体を引き裂く行為で、筋肉繊維に膨大な数の小さな亀裂が入ります。

実際、ジムを出た時の身体の状態は、運動前に比べて低下しています。

みっちり運動したのちに血液の働きやホルモンの様子を見れば、

ストレスホルモンの数は増え、炎症を表す数値は上昇し、

血糖値の数値も正常から少しはずれているでしょう。

だからといって、どこが「悪い」わけではありません。

たっぷり運動した直後はそうなるもので、

回復するときになれば身体にたくさんのメリットが生まれます。

実は、運動による身体の変化は眠っているあいだに起こります。

眠っているときに、身体のためになるホルモンが大量に分泌され、

以前よりも強い身体にするための修復プログラムが発動するのです。

運動では、健康にとって重要なストレス要因が生じるだけにすぎません。

その見返りを完全に得るためには、しっかりと休息をとって身体を回復させる必要があります。

 

・夜の運動は身体回復のサイクルを阻害する

ある調査から、最高の睡眠を得るには午前に運動するのが理想的だということが明らかになりま

した。彼らは、被験者を午前7時、午後1時、午後7時に運動する三つのグループに分けて

睡眠パターンを調べました。

すると、午前7時に運動したグループの睡眠時間がいちばん長く、眠りも深かった。

実際、身体の回復にあてられる「深いノンレム睡眠」の段階は、最大75%多かったといいます。

とはいえ、つらいトレーニングの後のほうが寝付きが早いと信じている人は、

少し納得がいかないかもしれませんね。。。

夜に運動すると、体深部の体温が大幅に上昇するという問題があります。

一度上がった体温は、再び下がるまでに4~6時間かかります。

私たちの身体は体温調節という過程を通じて睡眠に最適な体温まで下げます。

それなのに、寝る間際に運動して体深部の体温を上げれば、

最高の睡眠は得られません。ただし、多少の遅れなら心配ありません。

運動後に体深部の体温が下がれば、実際には通常の体温よりさらに少し低くなります。

午後になってからでも、体温が下がるまでの時間を考慮して運動すれば、

最高の睡眠は手にできます。

体温調節の面からすれば、夕方あたりに運動すればいいです。

たとえば、午後4時30分に運動すれば、午後10時に心地よく眠りにつけます。

その頃にはもう、副交感神経系が体内の舵を握っているので、

体深部の温度は眠いと感じるくらいまで下がっています。

運動する時間帯をこれから決める人は、睡眠のことを考えれば午前中がベストです。

遅くなりすぎなければ夕方でもそれなりの効果は期待できますが、

とっぷり日が暮れてからではまったく睡眠に効果なないと思ったほうがいいです。

運動で身体を動かすことは時間帯に関係なく大事ですが、

運動するメリットを最大にするには、ホルモンのサイクルを正常に保たないといけません。

世界に通用するアスリートは、睡眠をトレーニングの一環だととらえています。

人類最速の男として知られるウサイン・ボルトの声は。。。

「睡眠はこの上なく重要だ。トレーニングを身体に吸収させるためには、身体を休めて回復させ

る必要がある」この言葉には、トレーニングをするだけでは身体は変わらないということがはっ

きりと表れています。身体の変化は睡眠の質に左右されるのです。

運動能力に睡眠がもたらすメリットについては、

バスケットボールの大学代表チームの選手を被験者として調査したところ、

思いがけない結果が明らかになりました。

被験者の睡眠時間を平均8時間半まで増やしたところで、

①被験者の走りが格段に速くなった。ダッシュの時間が1秒近く縮まった

②シュートの精度が大幅に改善し、フリースローと3ポイントシュートの入る確率が9%上がった

③疲労感が減り、日中に眠気を感じることも減った(そして反応が速くなった)

④気分と身体的な機能全般が改善されたという意見があった(試合、練習を問わず)

という結果がでたそうです。

 

最高のパフォーマンスを見せたいなら、ぐっすり眠ることが絶対に必要です。

自分でそうすると決めて時間を賢くやりくりすれば、誰もが必ずその恩恵にあずかれます。

睡眠は、時間が多ければいいというものではありませんね。。。

 

 

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