むちうち

2016年11月9日

交通事故のむち打ちとは?

交通事故でのけがでよくある症状が『むちうち』です。

皆さんも聞いたことがあると思いますが、交通事故やスポーツによって

不自然な力が加わり、『首が痛い、回らない』といった症状を発症するけがのことです。首に力が加わる際に、首がS字にしなることがむちを打ったような形になることから『むちうち症』と呼ばれています。

正式には頚椎捻挫(けいついねんざ)がむちうちの大部分でその名の通り、首に負荷がかかることによって起きた『首の捻挫』でしょう。

50キロの方で頭の重さは約5キロと言われていますのでそれを支えている首が負傷していることになります。

例えば、交通事故で『首はちょっと痛いけど目立ったケガがなくて良かった』と安心していても、少し経つとどんどん痛みが増して、吐き気やめまい、頭痛といった症状が出てくることがあります。

ただの首の捻挫と軽く考えていても、ひどい場合は神経や脊髄を傷つけてしまっている場合もありますので、必ず病院へ行って診察を受けましょう。

 

むち打ちは様々なタイプがあります。

頚椎捻挫型

頚椎の周りの筋肉やじん帯などの軟部組織の損傷で最も多くみられます。むちうち症の70~80%を占めているとされています。

首の後ろや肩の痛み、また、首を伸ばすと痛みが強くなります。首や肩の動きが制限され、首が回らない、動かせないといった症状が出てきます。

バレ・リュウー症状型

後頭部交感神経症候群とも言います。

頚椎に沿って走っている椎骨動脈の血流が低下し、頭痛めまい。耳鳴り。吐き気などの症状が現れると考えられています。

 

脊髄症状型

頚椎の脊柱管を通る脊髄が傷ついたり、下肢に伸びている神経が損傷されて、下肢のしびれや知覚異常が起こり、歩行障害が現れるようになります。また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が出にくくなるケースもあります。

脳脊髄液減少症

一時的に髄液圧が急上昇しその圧が下方に伝わって腰痛の神経根にもっとも強い圧がかかってくも膜が裂けると考えられています。

脳脊髄液減少症の痛みはきわめて多彩で、いわゆる不定愁訴が、それに相当します。初期には頭痛が特徴的です。

これらの症状にはある特徴がみられ、天候に左右されることです。

ことに気圧の変化に応じて症状が変化します。

 

 

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