頚椎アジャストメント
2017年01月5日
ちょうど1年前アメリカにてカイロプラクティックの施術を受けた34歳の有名な女性の方がお亡くなりになられたそうです。その方は亡くなる5日前に首の調整を受けた後激痛があり、SNS上にその様子を投稿をしたそうです。
死因は頚椎アジャストメントによる椎骨動脈の剥離が原因だそうです。
今回はこのような事故がなぜに起きるのかまとめてみました。
まず頚椎は首の骨のことを指します。この部分には動脈や神経など大切なものがたくさんあるのは皆さんご存知かと思います。
この頚椎のゆがみに対して矯正をすること、いわゆるアジャストメントをすることを頚椎アジャストメントと言います。
このアジャストメントの仕方にたくさんの流派というかやり方があります。
今回事故として扱っているアジャストメントはディファーシファイドテクニックだと思われます。
いわゆるボキボキパキパキ系の手技です。
この技術はカイロプラクティックの基本的なものになるそうで、カイロ=ディファーシファイドと言ってもいいぐらいみなさんが経験したことがあるものになります。
この技術の利点は、器具が必要ないということ。またやられた感覚が強く残るので受け手も満足しやすいところだと思います。
しかし、事故として多い技術にもなります。人によってやり方もオリジナルとは程遠いやり方になってしまっていることと、きちんとした機関で勉強をしていない方も多いのが理由になると思います。
実際は、首を強く回旋させたりスピードや力が必要ないテクニックだそうです。また音を鳴らす必要性も全くないそうです。
音が鳴る=効果があるではないのです。カイロプラクティックの本来の目的は骨を元の位置に戻して神経の働きをしっかり治そうというものです。
音が鳴らなくても骨が元の場所に戻ればそれでいいのです。
実際矯正専用ベッドを使ったり、専用道具を用いることで事故がほとんど起きていないやり方も多数あります。
それらは高額なものも多いですし、満足度を考えればバキバキ音が鳴った方がいいだろうと考えて提供している人もいるかもしれません。
カイロプラクティックの事故で首の次に多いのが肋骨です。これは背中のバキバキや鎖骨が亜脱臼してるなどを矯正する際に起こるものです。
これも瞬時に力がかかると損傷してしまいます。
人体は比較的頑丈にはできています。それを壊すのは一瞬の瞬間的な外力でしかありません。
しかし、この技術がしっかりとした施術者も多くいるのも事実です。
一概に施術内容で良い悪いの判断よりは、その人物がどのような方なのかが大切ではないかと思います。
今回のように無くなってしまうケースはカイロプラクティックや鍼灸など代替医療業界にとってはあってはいけないことです。
もちろん現代医療でもミスや事故があるのが事実です。
また、施術者の考え方も同じ養成機関で勉強したとしても違います。その施術者が何を信じて何を提供しているのかがとても大切です。
現代医療や科学、東洋医学やカイロプラクティックや整体なども含めて色んな方が様々な考え方と、やり方を学び、考え、それを信じてみなさまに提供していると思います。
それだけ、日々進化している業界でもあればまだまだ人体の不思議が多いのも事実です。
なにが正しくて、何が正解という世界でもないのが現状です。
なので病院でも、整骨院でも、整体でも構いませんが必ず行くときはしっかりとお話を聞いて、納得されなければ無理して施術を受け無くてもいいと思います。
信頼性のあるかたにぜひあなたの健康と身体と命をお預け下さい。
ルナ整骨院では、施術前のカウンセリングにも時間を多くとり、みなさまにご納得していただいた上での施術を行っております。
ご不明な事ございましたらご遠慮なくご相談ください。