褐色脂肪細胞
2016年12月17日
皆さん褐色脂肪細胞というものを聞いたことはありますか?
褐色細胞は普通の脂肪の白色脂肪細胞と違い、少し黒っぽい褐色の色になっています。
白色脂肪細胞はそのほとんどが脂肪でできているのに対し、小さな脂肪細胞が数個とミトコンドリア、また、核がある状態です。
この脂肪はくっついて大きくなることはありません。
褐色脂肪細胞はエネルギーを燃やしてくれる細胞です。
蓄えていくわけではなく、メラメラと燃やしてくれる細胞になります。
褐色脂肪細胞は肩甲骨の間や周辺、首や鎖骨あたりなどに存在すると言われています。
ですのでこの辺りを刺激してあげると活性化し、痩せやすい体になります。
褐色脂肪細胞は顕微鏡で見たときに実際、褐色をしています。
この褐色脂肪細胞の中にあるミトコンドリアがヘムたんぱくという鉄のたんぱく質でできていて
このヘムたんぱく質が茶色いため褐色に見えるそうです。
褐色脂肪細胞は自分でエネルギーをつくることができます。
また、体温を保つ働きがあるので寒いところにいたりしてカラダが冷えてしまっても
白色脂肪細胞を燃やしてエネルギーを作り、体脂肪を燃やすこともできます。
この褐色脂肪細胞が活性化している人は食べすぎても太りにくいと言われています。
また、体温を保つ働きがあるので冷えにくくなったり、太りにくくなったりします。
冷えは万病のものと言われ、様々な病気を引き起こす恐れもありますし、もちろんむくんだり、疲れやすくなり痩せにくい体質になってしまいます。
では活性化するにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは肩甲骨まわりを刺激してあげる、または寒冷刺激などです。
身体が寒くなりすぎたときに活性化すると言われていますが
寒冷刺激は時としてとても危険ですので
おススメなのは水泳です。
温水プールではなく少し冷たいプールで泳いでいただくと、有酸素運動にもなり、
冷たい刺激もはいりますのでおすすめです。
また、岩盤浴もおすすめです。
温かい刺激が入り、その後涼しい部屋で休むので体温がまたさがります。
この刺激で褐色脂肪細胞が活性化すると言われていますので
体質などをみながら、無理なくやってみて下さいね。