交通事故後の流れ
2016年09月27日
交通事故に遭ってしまった時の流れは大きく分けて
1負傷者を救護する
2警察へ連絡
3相手の連絡先を確認する
4目撃者を確保する
5事故現場を保存する
6自分でも記録をとる
7保険会社に連絡する
8医師の診察を受ける
となります。
①負傷者の救護
対人事故を起こした場合、すぐに119番通報します。
次に二次被害を防ぐために車を道路のハジじ寄せて
三角停止板があれば後続車に注意喚起します。
②警察への届け出
交通事故を起こしたら必ず警察に報告をしなければなりません
これは人身事故・物損事故に関係なくまたは被害者・加害者の立場に関わらず双方の
届け出が必要となります。特に加害者は報告の義務があります。
また、交通事故を起こしたら相手方と話し合い(示談交渉)
をして事故の解決を図ることになりますがその際に
交通事故証明書
というものが必要となります。
この交通事故証明書は事故が起きたことを警察に届けていなければ発行してもらえません。
保険を使う際もこの書類は必要なので発行してもらえないと後々困ったことになります。
たとえ車同士の事故ではなく軽傷だった場合でも病院に行ったら骨折や脳内出血などがでてくるかもしれません。そういった時に警察に届け出てないと
本来なら相手の自賠責保険から支払われるはずの治療費はすべて自費になってしまいます。
また、警察に届けておけば実況見分も行われますので後になって加害者が
『自分は悪くない』と言ってきても証拠が残ります。
万が一のときも嫌な思いをしなくて済みます。
さらに示談交渉の時も交通事故証明書があれば交渉時に優位に進めることが
できます。
ちなみに事故当初は加害者が泣いて謝ってきたとしても
その態度が示談が終わるまで続きくとは限りません。
時間が経つと
『あなたも悪いですよね?』
と言ってくることもあります。
それが事実であれば問題はありませんが、違うのであればあなた自身が証拠を提示することで
相手の言い分が間違っていると証明しなければなりません。
そのためどんなに軽い事故であってもいい加減な対処はせずにきちんと警察に届け出ておくことが大切です。
さらに警察へ届け出ると事故状況の聴取が行われますが
その際には妥協せずに自分の主張をすること。聴取が終わると最後にサインを求められますが、相手と言い分が違ったり、書いてある内容に納得がいかないときははっきりとサインを拒否しましょう。
この供述調書や実況見分は証拠となり過失割合が決定されます。
例えば赤信号で止まっていたあなたの車に後ろから追突され
『100%私が悪いです』
と言っていたので安心して、いても調書にあなたの車が動いていた
と書かれていたら加害者側の保険会社は
『あなたにも過失がありますね』
『負担していただきますよ』
となってしまいます。
サインをする前に調書の書面をよく読み、ご自身を守りましょう。