食べる時間帯とダイエット

2017年08月21日

 

食べて太る時間帯と痩せる時間帯があるのです。。。

残業続きで晩御飯はいつも深夜なので、朝食を抜いてバランスをとるとか、

1食ドカ食いしても、1日の摂取カロリー合計で帳尻を合わせればOKといった

考え方で食事をとっていないでしょうか。。。

実は、1日の摂取カロリーが同じでも、食べる時間帯によって、

太りやすくなったり、体調を崩しやすくなることが、時間栄養学という比較的新しい学問分野

の知見から明らかになっています。。。

食べる時間帯とダイエットの関係について調べてみました。

 

・朝食抜きダイエットはかえって太る。。。

人間の身体には、1日という単位の概日リズムにしたがい

活動・休息(睡眠)するための体内時計が備わっています。

体内時計は、日光などの外部刺激によって進みます。

そのおかげで、人は朝起きて活動し、日が沈む夜は眠るようにできているのです。

実は、日光以上に体内時計を進ませる効果があるのが食事です。

朝食は、脳をはじめ、身体全体に朝だと認識させる大きな働きがあります。

もし朝食抜きダイエットを行うとどうなるか。。。?

朝食を摂らないということは、体に朝の時間を教えないということですから、

体内時計を乱す原因となります。その結果、体内時計は夜型に移行し、

夜型になると太りやすくなるのです。。。

痩せるために朝食を抜いたのに、遅い時間帯にドカンと食べたり、

食べる時間が不規則になったりして、

かえって太るというパラドックスはこの理由によります。

 

・夜の高脂肪食はとてもリスキー

深夜まで起きていると、口寂しくなって、

ついついポテトチップスのようなスナック類に手をのばしてしまう経験は誰しもあるはず。

本来、食欲のわかない深夜であっても、高脂肪・高カロリーの食べ物は

たくさん食べてしまうことが、マウスの実験からわかっています。

夜の会食を2軒目、3軒目とはしごして夜中までダラダラと飲み食いを続け、

深夜になって仕上げにラーメンというのは、最悪の食べ方です。

これは、体重増、脂肪増につながり、体内時計も無駄に動かして病気を招く要因になります。

深夜は、ダイエットをする人にとって魔の時間帯だといいます。

くれぐれも夜更かしして、脂っこいものには手をのばさないように。。。

 

・低GI値ならいいというわけではない

糖質制限ダイエットが流行して、多くの人がこの食べ物のGI値は高いか低いか?を気にする

ようになった。インシュリンを急激に分泌しない低GI値の食品であれば、とにかく身体によい

と思われがちだが、時間栄養学の観点では、必ずしもそうではないといいます。

GI値の高い食品には、インシュリンの分泌を促すため体内時計を前に進める効用があります。

低GI値の食品のみだと、体内時計の働きを無視することになり、

ダイエットの目的に反することになります。

朝食は高GI値の食事、夕食は低GI値の食事という食べ方がいいです。

この方法だと、アサはインシュリンの分泌を促し体内時計を前に進め、

夜はインシュリン分泌がゆるやかになり、体内時計を無駄に動かさずに済みます。

栄養指導を受けている人の中で、10㎏前後痩せられた人のほとんどは、

夜型から朝型へと生活をシフトし、食生活もそれに合わせた人たちだといいます。

食べる時間帯を体内時計に合わせるという基本中の基本が、

ダイエット成功の近道といえそうです。。。

 

 

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