汗をかける体質

2017年07月7日

 

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関東地方の梅雨明け日は7月21日ごろ。。。

順当なら、あと半月ほどで本格的な夏がやってきます。

気象庁の3ヵ月予報によると、今年は8月から例年以上の猛暑だといいます。

そこで注意したいのが猛暑に増える熱中症や心筋梗塞、脳梗塞といった死を招く病気です。

それに備えるには、今、何をしたらいいのでしょうか。。。?

 

・正しく汗をかいて熱中症になりにくい体に

大事なことは長時間の暑さに耐えられるよう、今から体を変化させることです。

これを暑熱順化といいます。

具体的には暑さで体温が上昇しないよう、汗をたくさんかける体にすることです。

人間は生きるために脳や内臓を含む領域の温度(核心温)を一定に保つ。

このために、体を動かすなどしてつくられた体内の熱は、血液を通して皮膚表面へと運ばれ、

汗などにより外部に放散される。

特に気温が上昇すると、皮膚の血管が拡張して皮膚表面に大量の血液を集めて汗をつくる。

一方で皮膚温度を上げることで熱が体外へ逃げやすい環境をつくるという。

このため、脳が指令を出して血液や心臓に大きな変化を起こします。

内臓にたまった血液の多くを皮膚に向かわせ、心臓から押し出される血液量を

快適な気温の場合と比べて2倍近くに増やします。

その後、皮膚に血液を大量にとどまらせるために、心臓に戻る血液量が減ってしまいます。

ただでさえ、汗をつくるせいで血液量が少ないのですから、

心臓は収縮しても血液を押し出せない状態になります。

心臓に負担がかかり、血液は固まりやすくなって

脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がるそうです。

 

こに状態を改善するのが暑熱順化です。

体温上昇を先に察知して汗が早く大量に出るようになります。

暑熱順化が完成すると体温の上昇が少なくなり、心拍数の増加が軽減されます。

また、汗腺の働きが活発になり、汗の中の塩分を再吸収します。

そのことで、体の中にとどまる血液量が増えて、体温が上がりにくくなるのです。

結果、比較的少量の水分補給で体液量が回復するようになり、

熱中症や脱水になりにくくなるのです。

 

・運動と入浴で脳の機能を高める

かつての日本人は夏になるとこの暑熱順化を自然に手にしていましたが、

空調が当たり前の今は、これが難しくなってきました。

とはいえ、エアコン生活をしていても、毎日のように運動したり、

通勤などでよく歩いていれば、夏には自然に暑熱順化が成立します。

これができない人には、意図的に熱刺激を与える工夫が必要です。

ただし、70歳以上で汗腺が衰えて汗をほとんどかけない人は、

暑熱順化が成立しないことがあるので注意しましょう。

 

理想は運動です。例えば10分のウォーキングを1日5回、

休憩を挟んで行えば、1週間程度である程度の暑さに慣れるといわれています。

ただし、暑熱順化は一時的であって、狩りに完成しても熱刺激がなくなれば

1~2週間で効果は減少し、3週間までにはほぼ完全に消失します。

不完全な暑熱順化であれば、涼しい日が数日続けば効果が消えるといわれています。

 

暑熱順化が成立するには1回で38度の核心温を連続1.5時間維持することが必要です。

これを10日間ほど繰り返すと確実に暑熱順化を手にすることができます。

入浴は、熱刺激の方法としては良い方法ですが、

普通の入浴では42度のお湯に肩まで10分つかっても各心温は38度にはならないので、

暑熱順化の方法としては不適切です。

二酸化炭素の皮膚吸収を高める特殊な油脂を添加した二酸化炭素発生の

発泡入浴剤を使った入浴なら、暑熱順化のように汗を増やすことができるかもしれません。

この入浴剤を使って毎日10分間、普通の入浴を繰り返すと、

2週間ほどで脳の機能が高まって発汗作用が促され、汗が20%増えたとそうです。

 

気温と熱中症による救急搬送者数・死亡者数を調べてみると。。。

比較的低い気温が続いたのち、急激に気温が状y賞した場合に熱中症が発症しやすいようです。

また、熱波が複数回襲来する第一波のときが最も多く、

重症例が多いことがわかりました。

その意味では梅雨明け後の最初の猛暑は要注意です。

 

 

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