交通事故損害賠償

2016年10月27日

交通事故損害賠償

金銭賠償が原則となります

交通事故で人身事故を負われた被害者の一番の願いは『事故前の体に戻して欲しい』

ということだと思います。

しかし、日本の法律では、交通事故によって被った損害は金銭による賠償が基本です。

ですので、被害者が加害者に対して何が請求せいきりのかと言えば適正な金銭による賠償です

適正かどうかは損害お実態が妥当な金額に置き換えられているかどうかで判断します

 

3つの損害

賠償される損害は大きく分けて3つ

 

積極損害

交通事故により出費を余儀なくされ実際に発生した損害のこと

主に治療費、通院交通費、葬儀費等がこれにあたります

消極損害

事故に遭わなければ得ることのできた利益のことです

休業損害や逸失利益がこれにあたります

慰謝料

事故によって被った精神的、肉体的な苦痛に対して支払われる慰謝料です

 


事故の種類別損害

障害ケガの場合

治療費

応急手当費、診察料、入院費、投薬費、手術料等の費用等

付き添看護費

近親者が付き添った場合や付添人を雇った場合

通院交通費

通院に要した交通費

諸雑費

入院中の諸雑費

義足等の費用

義肢、歯科補鉄、義眼、補聴器、松葉杖などの費用

その他 診断書等の費用、弁護士等の費用、文書等の費用

休業損害

事故による障害のために発生した収入の減少 損害

入通院慰謝料 入通院による精神的 肉体的な苦痛に対する賠償

 

   
   

 

     

遺障害(後遺症)が残ってしまった場合

事故によってケガを負い、一定期間治療しても、それ以上の効果が得られなくなった場合に、その状態を症状固定、残った症状を後遺症といいます。後遺症はその症状、程度によって分類された自賠責保険上の等級に該当する場合には、後遺障害として等級に応じた賠償を受けることになります。

(自賠責上の等級を決める手続きは等級認定と呼ばれています)


逸失利益 身体に障害を残し労働力が低下したために将来にわたり

発生うる収入減

後遺障害慰謝料

後遺障害を負ったことによる精神的、肉体的苦痛に対する賠償

死亡の場合

死亡に至るまでの期間は障害(ケガ)の場合と同じです

葬儀費 祭壇料や埋葬料、会葬礼状費など

逸失利益 被害者が死亡しなければ将来得られたであろう収入額から本人の生活費を控除して算定

慰謝料 本人の慰謝料 遺族の慰謝料

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