MRA検査
2016年10月25日
MRI検査とMRA検査
MRA検査
最近導入する医療機関が増えているMRA。
頭部のMRIとMRAはどちらも頭部の
画像を撮影し、診断するための方法です
MRIは全身の検査を行いますがMRAは基本的に頭部にもちいられる
検査法で必要に応じて頸部や下肢の血管を造影する際にも用いられることがあります
両方とも協力な磁力を発する装置を使う点では共通しています
またレントゲンやCTのように被ばくの恐れがないことも同じです。
頭部の検査と言えばまずMRIです
脳という細胞の集まりである組織に以上がないかを検査することができます
電磁波を当てることで頭部の細胞に含まれる水素原子が反応し3次元的な画像が得られ脳を立体的に見ることができます
具体的には脳細胞が肥大化することによって生じる脳腫瘍
あるいは脳を栄養している血管から血液が流出してしまっている脳出血などを描出することが可能です
頭部MRIでは比較的大きな病変を視覚化することができます
一方、MRAでは脳全体に張り巡らされている血管だけを描き出すことができる
つまり血管の一部がこぶ状になった脳動脈瘤や毛細血管が正常に形成されず、動脈と静脈が直接つながってしまう動静脈奇形など
早期に発見することができるのです
脳動脈瘤はクモ膜下出血を、動静脈奇形は脳梗塞を引き起こすリスクがあることから
早期発見は重要です