緑茶効果
2017年07月29日
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緑茶をたくさん飲む人は長生きする。。。?
緑茶に秘められた健康効果が明らかになっています。
緑茶の健康に良い効果をもたらすと考えている主な成分は。。。テアニンとカテキンです。
テアニンは、緑茶に含まれるアミノ酸の一種です。
一方、カテキンは植物中に数千種類あるといわれるポリフェノールの一種です。
テアニンは緑茶のうまみ、カテキンは渋みの主成分です。
緑茶を飲まない人に比べ、緑茶を飲んでいる人の死亡率は下がる傾向が確認されました。
さらに摂取量が多くなるほどリスクは低くなる傾向も確認されました。
では、何故、緑茶を飲む習慣がある人は、脂肪リスクが低いのか。。。?
緑茶の健康効果が大きく注目されるきっかけとなったのは、
2015年5月に、がんや循環器疾患にかかっていなかった40~69歳の男女約9万人を、
約19年間にわたって追跡し、緑茶を飲む量が多いほど死亡率が低いことを明らかにしました。
死因別で見ると、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患で、
緑茶を飲む量が多くなるほど危険度が有意に低下していました。
緑茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながります。
では、具体的に、どんな成分が健康効果をもたらしているのでしょうか。。。?
まず挙がるのが、緑茶の渋み成分のカテキンです。
カテキンには、ダイエットや、血圧、血糖値の抑制から、抗菌、抗ウィルス効果にいたるまで、
様々な作用があるといわれています。カテキンの健康効果のヒミツの1つは、吸着性の強さです。
口に含めば虫歯菌にくっつき増殖を抑え、口臭を防ぎます。
うがいをすればウィルスが持っているとげに吸着し、ウィルスの体内への侵入を防ぎます。
また、飲めば腸内に入って悪玉菌に付着してやっつけます。
2つ目は、体内で生まれる活性酸素を消去する抗酸化機能です。
ストレスや紫外線、疲労などによって発生した活性酸素を消去する作用が期待できます。
もう一つ、最近頻繁に取り上げられるようになった注目の成分が、うまみ成分のテアニンです。
テアニンにはリラックス作用があり、ストレス緩和や睡眠の質を改善する効果なども期待できる
といわれています。2015年4月にスタートした機能性表示食品精度では、
テアニン入りの食品が複数登場し、脚光を浴びています。
この2つの成分のほかにも、緑茶には、カフェイン、ビタミンC、βカロテン、ビタミンE、葉酸、
フッ素、y-アミノ酪酸(GABA)など様々な成分が含まれ、
これらが複合的に働いて死亡リスクを低下させていると考えられています。
現在、日本の緑茶の生産量と国内消費量は減少傾向にあり、緑茶を飲む習慣は徐々に失われつつ
あります。家庭でも、急須で丁寧にお茶をいれる習慣が減っています。しかし、数々の健康効果
があるうえに、値段が安く、摂取しやすい緑茶を利用しない手はありません。
日本人だからこそ、緑茶を積極的に摂取して、健康に生かしていきたいところです。