深部体温
2017年08月2日
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寝苦しい夜を、心地よい眠りにするには。。。
鍵は。。。深部体温。。。お風呂ぬるめで体内涼しく。。。
夏本番を前に蒸し暑い日が続き、寝苦しい夜が増えます。
心地よい睡眠を得るには、入眠前に体の内部の温度をうまく下げる工夫が重要です。
夏の快眠のコツを知っておきましょう。。。
睡眠とは、日中にフル活動した脳の温度を下げて休ませて、
脳や筋肉の組織の疲労を回復することだそうです。
人の体は眠る用意ができると、手足の先に血液を多く送って手足から熱を逃がします。
そうすることで、体の内部の温度が、続いて脳の温度が下がっていきます。
日中活動時の身体の中心温度(深部体温)は36~37.5度ですが、
眠る時は36.5度以下に下がります。
ところが、日本の夏は高温多湿で、かいた汗がなかなか引かず体温もさがりにくいため、
寝付きの悪さや浅い眠りを招くと言われています。
夏ならではの寝苦しさを解消するには、体の熱をうまく逃がす工夫が必要です。
まずは深部体温をスムーズに下げる準備から。。。
ランニングや筋トレなど交感神経を高める運動は、寝る3時間前」には済ませておきましょう。
消化にエネルギーを使う飲食も、寝る直前は控えたいです。
この時期は38.5~39度のぬるめのお風呂にゆったり入るとよいです。
手足など体の末端を温めると血液の循環を促し、体からの放熱が進むので、体温が下がりやす
くなります。副交感神経も優位になるため、リラックスできて良い睡眠につながります。
入浴で皮膚を清潔にするのも快眠に有効です。
清潔な肌の表面に風邪が吹くと汗が一気に蒸発し、
気化熱で体温が下がりますが、脂ぎった肌だと玉のような汗が垂れて、
体温調節の効率が悪くなります。
就寝時はワッフル生地など表面に凸凹のある生地や機能性繊維を使った、
汗の吸収が良く速乾性の高い素材のパジャマや寝具を使いましょう。
暑いからと肌を露出して眠ると、汗を吸収するものがないため、
肌に汗がずっと残ってしまいます。
夏の睡眠時も頭寒足熱の考え方が有効です。
暑さで寝苦しい時は頭に冷却シートを使っても良いが
逆に足元は冷やし過ぎず、掛け物をしっかりと掛けると、
皮膚や身体の末端からの放熱をスムーズにしてくれます。
睡眠にとって望ましい室内の環境は温度が26~29度、湿度は50%以下が目安です。
近年は高気密の住宅が増え、都市部では建物の密集も進みます。
住環境の変化で温度や湿度が夜も下がりづらく、夏の寝苦しさを感じやすくなっています。
高気密・高断熱の鉄筋コンクリート(RC)造や集合住宅は熱容量が多いため、
室温は外気温から6時間ほど遅れて午後8時ごろがピークになります。
最近多いひさしのない戸建て住宅は特に、
夏至以降の時期は強い日差しで室内温度が上昇しやすいです。
夜に帰宅したらまず窓を開け放ち、日中に温まった床や天井、
壁を冷ましてから、エアコンのスイッチを入れる。
気温だけではなく、湿度も眠りの質を左右します。
室温が27度と理想的でも、湿度が60%を超えていると深いに感じやすいです。
最近は除湿をせずに、温度だけを下げるエアコンも多いといいます。。。
エアコンの風は自動運転中で風量が弱めでも、約7メートル先まで届きます。
身体に直接風邪が当たらないように、エアコンの吹き出し口の向きにも気をつけたいです。