腰痛には運動
2018年04月23日
なんと。。。
国民の8割が悩んでいるという腰痛。。。
湿布や鎮痛剤などいろんな治療がありますが、
もっとも有効なのは運動であることが
医学的に判明したそうです。
腰痛はもはや国民病といわれ、
日本人の40~60代で4割以上が腰痛に悩まされているとか。。。
しかも、そのほとんどが、痛いのに慣れてしまったので
我慢しているとのこと。。。
腰痛は治らないから、少しでも症状を緩和できるように
マッサージや整体、鍼灸院などに頼る人が多いようです。
確かに以前は、腰痛は治らない、原因がわからない、といわれてきました。
でも、きちんと調べると8割の腰痛は原因がわかるそうです。
大まかな目安として、安静にしていても痛みがある、
体重減少がある、発熱がある、足のしびれや痛み、
麻痺などがあるという場合は、
がんや大動脈瘤、脊椎炎などの可能性がある危険な腰痛です。
できるだけ早く病院で原因を定め、治療することが必用です。
とはいえ、そういうケースは全体の1%ぐらいです。
また、足のしびれや痛み、麻痺など神経にさわる症状がある場合は、
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、椎体圧迫骨折(骨粗鬆症)
などの可能性があるが、これも全体の20%程度です。
残りの約80%は、深刻な原因ではない腰痛に属するといいます。
腰痛の人に多いのは、
腰が痛い→かばって動かない→より痛くなる、という図式。
痛いからといって動くのを制限すると、筋力や柔軟性の低下、
体重増加により、腰痛はさらに悪化します。
しかし、腰がもっと痛くなるんじゃないかと
怖くて動けなくなるのが一般的な心情ですね。。。
ところが最近の腰痛研究では。。。
それが逆であることがわかってきたそうです。
運動療法は鎮痛剤よりも効果がある!ということです。
運動療法による痛み緩和の調査は、
まず変形性膝関節症で行われました。
運動療法と鎮痛剤の効果を比較した結果、
日常の動作における痛みやこわばりは、
運動療法のほうが改善効果が高かったというのです。
この調査は慢性腰痛でも行われ、同じ結果が報告されています。
これは、運動によって患部の筋肉がほぐれるというだけでなく、
脳が関係しています。
運動をすると楽しくなり、それによって脳からは、
やりがいや快楽を司る脳内伝達物質のドーパミンが分泌されます。
このドーパミンは、μ-オピオイドという脳内鎮静物質の分泌を促します。
痛みを緩和させる効果があるというわけです。
運動といっても激しいものである必要はなく、ストレッチでOK。
痛みでこわばっている筋肉を伸ばしてほぐして、
機能を回復してあげる程度の動作で充分なのです。
部位としては腹筋、背筋、股関節まわり、太ももまわりを
ストレッチするといいといいいます。
腰痛を感じたら、無理がない範囲で少しストレッチしてみる。
それで痛みが軽減したら、心配のない腰痛。
運動不足を自覚して動くことを意識するだけで、
お悩みは徐々に改善されるはずです!