更年期脂肪
2018年04月13日
ちょっと太ってしまったと感じれば、
食事制限をしたり、ハードな運動を試みたり、
少し極端でも一気に体重を落としたいと、
ダイエットに励んでしまうのが女性の心理。
ただ、更年期脂肪が手強い40~50代のダイエットは、
20代の頃のように体重は減らないし、
便秘やイライラなども重なって、
思うように結果が出ないこともしばしば。
加齢による筋量低下に加えて、
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減るため、
女性の筋肉量は男性に比べて大きく減りはじめます。
さらに、エストロゲン不足は、内臓脂肪を蓄えるため、
見た目も太っていくし、体脂肪も一気に増える女性が多いです。
年齢とともにダイエットしても痩せないとはよく聞きますが、
体脂肪率も増えるのです。
更年期に入ると一気に10%ぐらい
体脂肪率が上がる方が意外と多いのです。
食事量も運動量も変わらないのに、
24%ぐらいだった方が34%ぐらいまで、
数ヶ月で一気に上がってしまいます。
もちろん、中には変わらない方もいらっしゃいますが、
体脂肪率が上がる人は多いですね。。。
(大人のダイエットは食事か運動か?)
筋肉量が低下すると、体温も下がり、代謝も下がります。
極端に太らないだけでなく、健康を維持する面でも、
異本は運動で筋肉量を増やすことです。
また、更年期前から身体を動かすことを意識的に行い、
筋肉量を多く維持しておくことが大切です。
食事をコントロールすることも出来ると思うのですが、
やはり運動習慣が良いのでしょうか。。。?
食事の量を全体的に減らすのは、良いと思います。
ただ、ダイエットというと、食事制限をする方もいらっしゃいます。
偏った食事制限は、逆に痩せにくいし、
健康を害する要因にもなるので注意が必要です。
たとえば、肉や魚を控えて、大豆や野菜で過ごしている方。
タンパク質は、筋肉を作る材料です。
材料がなければ、どんなに運動をしても筋量は増えません。
だから、運動しても筋量が増えない、代謝があがらないので痩せないのです。
さらに、糖質をカットするのも危険です。
脳は糖を大量に使う臓器です。
ただでさえ、更年期で、うつっぽかったり、
イライラしたりする中で、脳への栄養補給をカットしてしまうと、
脳の働きまで低下させることに繋がります。
40~50代で少し太ってきたら、糖尿病のことも考えて
糖質を控える人は多いと思いますが、それは危険なのです。
脳に栄養(糖)が供給されなくなると、
私たちの身体は筋肉を壊し、糖に分解して使います。
ただでさえ低下している筋肉量がダイエットによりさらに減ったら、
体脂肪率は増える一方です。
痩せるための食事制限が逆効果になることもあることを
知っておきましょう。
もちろん、極端に摂る必要はありませんが、
カットしないことをオススメします。
